未だ続く現状に

連日、ニュースで報道されるコロナ感染者の数。

日に百数十人と多い。

だが、地獄は今息をひそめている。

 

考えてみて欲しい。

今日の百数十人が一人に対し二人の濃厚接触者を出したとしよう。

一週間から二週間後には、その数が倍になる。

 

事実、先月のこの時期に比べて、その数字はどうだろうか。

 

そして、その脅威は一回罹れば「ハイ、終わり。」ではない。

 

俺は、想像したことが無かった。

学生の時、歴史などの授業でならった「MASE」などの脅威が

まさか、自分の生きている間に拝む事になるとは。

十年後、二十年後

この脅威は何かしらの名前を得て、後世に語られる。

 

逆に、この数百年の間

地球上で進化していない物があるとすれば

それは「人間」だろう。

進歩こそすれ、進化はない。

事実、難病に完全に打ち勝った訳でもないし見てくれが変わった訳でもない。

 

これは、メカの勝手な妄想なのだが・・・

来年以降、このコロナは、インフルエンザのように季節を目途にやってくるのでは?と

考えている。

そして、数年を掛け、終息を迎える。

人間は、時間をかける事で多くの問題を越えてきた。

だが、その中で潰えた時間もあるだろう。

止まってしまった時間もあるだろう。

 

時間とは残酷で

歩みを辞めた者に、再び同じ時間は巡ってこない。

先に進んだ者達に追いつくためには

止まってしまった時計を投げ捨てて・・・

無我夢中で走るしかない。

 

曇天の空の下

俺は思う。

未だ続く現状に、酷く怯える惨状に

尤も有効で、尤も残酷な処方箋は「時間」だけだ。